『GLOBAL EDGE』J-POWER(電源開発株式会社)インタビュー掲載

April 20, 2017

 

J-POWER(電源開発株式会社)のオピニオン誌『GLOBAL EDGE』にインタビューを掲載していただきました。

(本文)

「今」を生きる女性とその憧れを描く"イラストレーター 伊藤ナツキ"

ゆるやかなウエーブの髪、風にゆれるスカートなど 柔らかな装いの美とときめく乙女心を描いたイラストで 若い女性に人気のイラストレーター・伊藤ナツキさん。 ファッション雑誌を中心に活躍する伊藤さんが描く おしゃれでモードな女性像はいかに生まれるのか? 時代を経ても変わらぬ本物の美しさとは? 伊藤さんの素顔と世界観に迫る。

 

 小さい頃からファッション雑誌と絵を描くことが好きだったイラストレーターの伊藤ナツキさん。「自分の道」を歩み始めたのは、美大生の頃。

「当初は何の人脈もなく、周囲の方に『イラストのお仕事はありませんか』と必死に売り込みを重ねました。その結果、レストランの壁画を描かせてもらえたんです。」

たおやかな姿からは想像できないほどの熱い情熱と行動力。それが道を拓き、自らに輝きを与え、その後の活躍を推進する力となった。

伊藤さんは、現代を生きる女性、そしてその憧れを丁寧に描いている。お気に入りのメイクやファッションに身を包んだ女性たちのはずむ声が聞こえてくるかのような表現が、多くのファンを惹きつける。

こうした作品は、どこから生まれるのだろうか。それは伊藤さんの、あくなき美の追求に根差している。

「目指すのは、今の時代の雰囲気や空気感をまといながらも、時を超えて愛される魅力的な女性像です。普遍的な美しさを表現したいと思っています」

そのために、普段から街歩きに出かけたり、美術や映画を積極的に鑑賞したり、常に感性を磨き、アンテナを高く保つよう、意識している。

「以前は、会社員の友人と比べ、出勤がなく自分の自由な時間を過ごすことに後ろめたく感じていました。でも今は、見るもの聞くものすべてが仕事の糧になると思っています」

海外旅行の経験から、これまで関心がなかった和の文化の素晴らしさに気づいたという伊藤さん。その美的感覚を作品に取り入れたいと意欲を燃やしている。今後、どんな作品が見られるのだろうか。彼女が描く「永遠に愛される美と愉楽の世界」が楽しみである。

 

いとう なつき

1983年、京都府生まれ。京友禅の作家である父の元、和風の文化の影響を受けて育つ。京都市立銅駝美術工芸高等学校デザイン科にて美術を学ぶ。京都精華大学芸術学部造形学科版画専攻在学中にイラストレーターとしてデビュー。卒業後、フェミニンテイストなイラストレーションをメインに、ファッション雑誌、広告、Web、アプリなど幅広いジャンルで活動中。

 

上右/手描きのほか、下絵から彩色、仕上げまで、すべてデジタルで行う作画も手掛けている。

上中/充実感や心の高揚をまろやかな曲線とやさしいタッチで描き出す作品は、多くの女性の心を捉えて離さない。

上左/愛用のパレットと筆。水彩とペンの組み合わせによって独特のリズムを生み出し、その時々の「気分」を描いていく。

取材・文/ひだい ますみ

写真/竹見 脩吾

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